<Header>
<Author: 張南史>
<Title: 陸勝宅秋暮雨中探韻同作>
<Format: 格式不明>
<Year: 1965>
<BookName: 唐詩選　下>
<Translator: 斎藤晌>
<style: 現代文無假名>
<style2: 日本現代譯文無假名標注>
<TranslatedTitle: 陸勝（りくしょう）が宅（たく）にて秋暮（しうぼ）雨中（うしゅう）に韻（いん）を探（さぐ）り、同（おな）じく作（つく）る>
<BookPage: 146>
<UsedPage: 1>
<Feature: 1, 4>
<End Header>
<Poem>
同人永日自相將，
深竹閒園偶辟疆。
已被秋風教憶鱠，
更聞寒雨勸飛觴。
歸心莫問三江水，
旅服徒沾九日霜。
醉裏欲尋騎馬路，
蕭條幾處有垂楊。
<End Poem>
<Translation>
同じ氣心の合ったなかまが、だれいうとなくつれだって、この日いちにち、ゆっくり楽しもうと、竹林の奥の、しずかな庭園にやって來た。そして、むかしの名園のもちぬし顧辟疆のような主人公と膝つきあわすことになった。秋風が吹きわたっているこのごろは、すでに故郷の魚の膾の味が思いだされていたところです。そのうえ、このさむざむとした雨の音を聞いては、いよいよ酒盃をもっとかさねよとすすめられているようです。この調子だと、さとごころを出して、ふるさとの水を飲もうなどということは、もうよそうよ。そんな水よりお酒のほうが旨いことはわかりきっている。 からだもボカボカと元氣が出てきた。むかしから九月には厚いにきかえるといわれ てきたが、重陽の節句となると、霜もおりてくる。わたしの旅服はあいも變わらず着たきりの薄いものだが、どんなに霜に濡れようと、ままよ、と申しあげたい。いや、 酩酊しました。馬に乘って歸るには、いったいどう行ったらいいか尋ねて、一歩そとへ出ると、ものさびれた道のほとり、このところには、たしか枝垂れ柳が立っていましたね。
<End Translation>
<Formatted Translation>
同じ氣心の合ったなかまが、だれいうとなくつれだって、この日いちにち、ゆっくり楽しもうと、
竹林の奥の、しずかな庭園にやって來た。そして、むかしの名園のもちぬし顧辟疆のような主人公と膝つきあわすことになった。秋風が吹きわたっているこのごろは、すでに故郷の魚の膾の味が思いだされていたところです。
そのうえ、このさむざむとした雨の音を聞いては、いよいよ酒盃をもっとかさねよとすすめられているようです。
この調子だと、さとごころを出して、ふるさとの水を飲もうなどということは、もうよそうよ。そんな水よりお酒のほうが旨いことはわかりきっている。 からだもボカボカと元氣が出てきた。
むかしから九月には厚いにきかえるといわれ てきたが、重陽の節句となると、霜もおりてくる。わたしの旅服はあいも變わらず着たきりの薄いものだが、どんなに霜に濡れようと、ままよ、と申しあげたい。いや、 酩酊しました。
馬に乘って歸るには、いったいどう行ったらいいか尋ねて、一歩そとへ出ると、ものさびれた道のほとり、
このところには、たしか枝垂れ柳が立っていましたね。
<End Formatted Translation>